マンチェスター・シティは世界を手にする準備をしている。目標は、ミランFWズラタン・イブラヒモビッチだ。少なくとも英紙『サン』が報じたところによると、マンCはイブラヒモビッチの獲得に動いており、2500万ポンド(約31億3000万円)前後の評価額をつけているという。

インテル時代にイブラヒモビッチを指揮し、彼をよく知るロベルト・マンチーニ監督は、ボーナスや肖像権込みで年俸1950万ユーロ(約19億7000万円)という超高額サラリーを用意しているという。実現すれば、プレミアリーグ最高額となる。また『サン』は、イブラが時間をかけることにしたとも伝えている。

一方、ミランは17日、MFバカイェ・トラオレと2015年まで、MFリッカルド・モントリーヴォと16年までの契約を結んだと正式に発表した。ナンシーから加わる27歳のトラオレについて、ミランはクラブの公式サイトで、「肉体的な強さと豊富な運動量、見事なシュートを持つ」と紹介している。

モントリーヴォについては、紹介の必要がないだろう。同じく27歳の同選手は、MFアンドレア・ピルロやMFマルク・ファン・ボメルの後継者だ。モントリーヴォはミランに移籍することで、再びチャンピオンズリーグの場に立つことになる。

また、FWステファン・エル・シャーラウィは『スカイ・スポーツ』で、「来年はゼロからのリスタートだ。よりうまくやりたい」と話した。ウディネーゼ戦でゴールを決めた同選手は、「最も感動的な瞬間の一つだった。来年はもう少しうまくやって、よりゴールを決め、できるだけ多くの試合に出場したいね」と続けた。

DFアレッサンドロ・ネスタ、MFジェンナーロ・ガットゥーゾ、DFジャンルカ・ザンブロッタ、FWフィリッポ・インザーギ、そしておそらくはMFクラレンス・セードルフがいなくなるミランだが、エル・シャーラウィはユヴェントスに挑戦すると話している。同選手は「このクラブの歴史をつくったカンピオーネたちがいなくなった。彼らのまねをするのは難しいだろう。でも、僕らはトライするよ」と語った。

DFチアゴ・シウバとイブラヒモビッチについては、「2人とも最高のカンピオーネだ。ミランはずっと彼らを残したいと望んでおり、僕ら選手にとっても非常に重要な選手たちだよ。イブラの未来? スクデットを逃せば、誰だって悔しいものだ。彼だけじゃない。でも、彼はミランに残るさ。それで僕らは満足だよ」と続けている。